自転車保険が必要だというのは広く認識されていることです。
たいてい、こんな事故で約1億円の請求があった、など
高額の請求を示して、いかに保険が必要かと書いてあります。
一つ目の理由はそれです。
予期せぬ自転車事故でかなり高額な補償や治療費を支払うことがあるため入っておくべきなのです。
約1億円なんて払えませんよね。
二つ目の理由は、無傷に近いけがを負わせても、意外に高い補償をしないといけなくなる場合があるからです。
高校生が夜、自転車で寮に帰っている途中、おばあさんにぶつかりました。
自転車のかごにぶつかり、よろけたおばあさんは転び、右手を打ちました。
警察や寮母さんが来て事故処理をしました。
幸い、おばあさんは「少し右手が痛いだけ」と言って、歩いて帰りました。
念のため、翌日いった病院でもらった診断書は「1週間の打撲」。
本当に一番軽い部類の診断でした。
相手は高校生。とても反省しています。
校長先生や部活のコーチや監督もおばあさんの家に謝りに行きました。
こんな場合、物損で処理をすることが多いです。
なぜなら、たいしたケガではないこと、本人が充分反省していること、などからあえて人身扱いしない人が多いからです。
人身扱いにすると、警察が事情聴取に行き、家庭裁判所に書類が送られ、判決が下されます。
さて、簡単に終わるなら保険なんていらないのでしょうか。
いいえ、そうではありません。
そのおばあさんは非常にお金に困っている人だったのです。
最初は何もわかりませんが、いろんな人が「入れ知恵」をしていくのです。
こうしたら保険金がもらえる、こうしたらより多くもらえる、、、、。
結局、そのおばあさんは、人身扱いにした上に、持病だったのではと思えるような身体の不調まで保険を使って病院通いを半年した上に、何十万円の賠償金をもらいました。
その交渉をしてくれるのは保険会社です。(契約内容にもよりますが)
当事者同士で話していると、おそらく、間違いなくこじれます。
自転車保険の保険代は、自動車保険についているものだと、家族全員が補償の対象になる上に、年間5000円もしません。
まとめますと、自転車保険にはいる2つの理由は
1,高額な事故を起こすかもしれないから
2,全然たいしたことない事故でも相手が豹変すると意外と高額になるから
ちなみに我が家は、自動車保険の特約で自転車保険に入っております。
無駄な保険はいりませんが、自動車保険、自転車保険、火災保険は必要です。
ご参考になればうれしいです。
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