怒りたくなったら思い出す、自分が成長できる言葉

楽になる考え
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ムカッとすることありませんか?

でも喜怒哀楽というように、「怒」は私たちに備わった自然な感情の一つです。

怒らなくなるなんて無理。

私はかつて、子どもに怒り狂う自分が嫌になったことがあります。

以後、アンガーマネジメントを実践したり、趣味を楽しむように心がけたり、と色々しました。

だいぶんマシになったと思います。

でもムカッとすることはやっぱりあります。

ちなみに今日一日を振り返って、ムカッとしたことを書いてみます。

①職場で、隣の課の若い女の子の電話対応がひどかった。

②入学式で学校が休みだった娘に、私がまともな昼ご飯を用意していなかったと夫から怒ったLINEがきた。

①は傍で聞いていてとても嫌な気持ちになります。

でも上長は注意する気配もありません。

私は注意する立場にもないから、これはスルーすることにしました。

②については、本当にムカッとしました。

聞いてください。

冷凍食品でパスタやチャーハンは常備しています。

昨日の夜のおかずも残っています。

パンやごはんもあります。

娘は小学6年生です。

私は、お昼ごはんは自分で用意してね、と言っています。

用意、といっても、昨日の夜のおかずならチンするだけです。

冷凍食品も今はとてもおいしいです。

「入学式」みたいな、ときーーーーーどきしかないような日のおひるごはんくらいなんだっていいと思っています。

ちゃんとしたおかずを作っていたこともありますが、「そんな気分じゃなかった」と残されることも多々ありました。

おなかすいたら自分で何か料理する、ということも自立への一歩です。もう6年生なら、簡単な料理はできるはずです。おなかがすいたら、家にあるものを探して、料理して食べるでしょう。娘が自分で料理できるようになるために、私はあえて「楽してごはんを食べられる」状態にしないことにしたのです。

でもまるっきり放置する、というわけではありません。

冷蔵庫や食品ストックの棚を見たら、「これなら作れそう」と思えるものを目に付くようにおいています。いわゆる「しかけ」です。

娘の成長段階や将来のことを考えて、栄養から買い出しまで気を配っている私。

ですが、夫から怒ったLINEが来たのです。

書き始めると長文になりそうので、ここでは割愛します。

さて、夫からのLINEを見て胸がざわついた私が思い出した言葉。

それは、

「泣いたら負け。怒ったら同じ。笑ったら勝ち。」

です。

私には尊敬する年上のお友達がいるのですが、80歳近いその方に教えてもらいました。

中学校の卒業式で校長先生がおっしゃった言葉だそうです。

60年以上の時を経て、その校長先生の言葉が私に届けられるなんて…。

そのときの校長先生、まじありがとう。

さて、意味ですが、「泣いたら負け」はわかりますね。泣いて許されることを期待していては、ずるいですし、自分が言いたいことを言えずに泣いたら負けです。相手と話し合いをしてより良い理解を得ることができないのも負け、というわけです。

「怒ったら同じ」は、自分も怒ってしまうと、その人と同じレベルってことです。「なんて人!」と怒ったら、自分もその「なんて人」と同じ土俵にいるということです。

「笑ったら勝ち」。

笑う、という行為は、相手より器が大きく一段上にいないとできない心の余裕です。

例えば、今日私がムカッときたことの①。若い女の子の電話対応がひどかった件。たぶん、ムカッとくるより「あ~あ、ありゃひどいなぁ」と笑えたらよかったのかもしれません。「若いからとんがっているんだな」とか「教育を受けてないから、自分がどんなにひどいかわかってないんだな。かわいそうに」とか、ふふっと思えていたらどうでしょう。

想像してみてください。相手はひどいことをしているのに、自分は笑っている。

この人、すごいなって思いませんか?

夫のLINEに戻ります。

私はムカッとしました。

ある程度状況説明と私の考えを返信しましたが、モヤモヤは減りません。

帰宅途中の車中で、私は「笑ったら勝ち。笑ったら勝ち」と唱えました。

「こんなことで熱く怒るなんてねぇ。。。娘の身体が心配でしょうがないのね。娘想いのお父さんってことかもしれないね。」

と思いなおしてみました。

「たまたま虫の居所が悪かったのかもしれない」

「仕事で嫌なことがあってイラついていたのかしら」

「きっと自分の母親からは手作りの食事を出してもらって育ったのね」

そして

「ヤレヤレ」

と笑ってみました。

すると、、、夫が小さい子のように思えたのです。

帰宅して、いつもの私なら、不機嫌モードをビシバシ出していたと思いますが、今日ばかりは「笑ったら勝ち」の人です。

穏やかに「ただいまー」と言うと、夫は小さい声で、でも落ち着いた声で「おかえり」と返してくれました。

それで終わりです。

笑ったら勝ち

笑ったら勝ち

と唱えてみると、それを聞いている自分の耳が「笑ったら勝ちなんだ」って脳に届けてくれます。

そしたら脳は「笑ったら勝ち」の考え方を教えてくれます。

私は負けず嫌いです。

だからできれば勝ちたい。

だから笑いたい。

明日からも何かムカッとくることがあれば、「対抗して勝つ」より「笑って勝つ」を実践してみます。

対抗して勝っても、お互いに気持ちが悪いですからね。

50歳を目前に、やっとこんなことが分かってきた私です。

応援よろしくお願いします。

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