留学までの英語学習

学び
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大学に入ってから、留学生とおしゃべりしながら学内を颯爽と歩く先輩たちに憧れた私は「留学したい!」思いにかられました。

そこで私の英語学習はTOEFLに集中投下することにしました。

留学にはTOEFL600点はないと現地でついていけないと思ったからです。

まずは大学のラボ

大学には英語のヒアリングやスピーキングの勉強ができるラボがありました。

時々通っていましたが、正直私には合っていませんでした。

ヘッドセットを付けて、スキットを音読したりするのですが

その間ずっと一番前にいるESSのお姉さんみたいな人がみんなの発音を聞いているのです。

私は恥ずかしがり屋なので、小さな声でぶつぶつ言っていたら、

ガガガと音がしてお姉さんとつながり、「今の発音は・・・」と指摘されます。

指摘され、直してくれるのはありがたいのですが、

自分が知らないところでじっと聞かれていた、というのが嫌だったんだと思います。

次はひたすら参考書

私は大きな本屋さんにでかけ、アルクの参考書を買い込みました。

そしてひたすら受験勉強のような勉強の仕方をしました。

参考書って、「目指せ600点」などと書かれていても、

出版社によってはレベルが全然ちがいました。

また、疑似模試問題もそうです。

かなりできた!と思って実際の試験を受けるとさんざんだったこともあります。

私は根がまじめなので、真っ向勝負の参考書で

ひたすら勉強するスタイルでした。

しかし、勉強すれど、勉強すれど600点の壁は遠く

580点代どまりです。

(ちなみに、初めて受けたときは480点代でした)

「もはや私の実力もこれまでか…」

うなだれながらまた本屋さんをさまよっていました。

と、そのとき、ある言葉が目に留まりました。

「長文は全部読まなくても解ける!」

本の帯にそう書いてあったのです。

受験のときから、試験はテクニック、と捉える人はいましたし、

そういう本もたくさんありました。

でも、私は実力があれば、テクニックはいらないと思っていました。

だから、そのようなものには見向きもしなかったのです。

でも…どんなに勉強しても点数は頭打ち。

TOEFLの長文読解は、片っ端から読んでいたらとても間に合わない。

私の指がそっとその本を棚から取り出しました。

そしてレジへ。

はい、お買い上げ~。

どまじめ、真っ向勝負の私の、初めての「邪道」への一歩でした。

テクニックに走ってみた

それまで邪道と避けていたテクニック。

使ってみました。

603点

はい。次の模試で600点の壁を超えたのです。

わー、わー、パチパチパチパチー!

やっぱり、長文読解を真っ向勝負していたら

いくら時間があっても足りませんよ。

ほんと。

え?どの口が言っているのかですって?

603点と印字された結果を見た瞬間、

テクニック上等!

とこぶしを上げましたよ、私は。

真っ向勝負をよしとしている皆さん。

ことにTOEFLの長文は、テクニックを取り入れたほうがいいです。

「長文」にはですよ。

文法や単語は地道な努力が必要だと思っています。

選択肢だけを見て、消去法で適当に回答しても、

実際、留学先での生活では選択肢なんてありません。

会話にせよ、筆記にせよ、

自分が理解している言葉で話したいです。

なぜテクニックを取り入れたのか

大学の英語の授業で、アメリカ人の先生が長文の成り立ちを教えてくださいました。

簡単にいうと、段落の最初の1文(最初のピリオドまで)は

この段落では何を言うのか(問題提起や主題)、が書かれています。

そして最後の一文は、問題提起に対する回答、主題に対する答えが書かれています。

良い文章は!

4段落あるなら、それぞれが起承転結となったりしています。

だから、段落の最初と最後の文だけざっと読んでいけば、

その長文の言わんとすることがなんとなくわかるのです。

そこで「作者は何をいいたかったのか」などの設問を見ると

迷わず答えが導き出せる、というやりかたです。

最初は

えー?全部読まずに解くなんて…

と邪道感に戸惑いを感じましたが、

いや~、正解率がぐんと上がってしまいましたからね。

しかも最後の長文までたどりつけたんですから

もうこれが答えなんです。

長文問題はテクニックが必要

かくして、私は学内の留学試験に合格し

晴れてアメリカ留学の切符を手にしたのでした。

それを許してくれた両親

応援してくれた先生、友達

ありがとうございました。

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