子どもはできればお勉強ができるに越したことはありません。
できなくてもいいですけど、できた方がなにかと「楽」かなぁと思うからです。
理由は、一日の大半を学校で過ごし、その大半が勉強だからです。
しかも、日本は座学(座ったまま学ぶ)がほとんど。
このような状況で、「勉強がわからない」となると、子どもが授業中にすることは2つ。
ひとつ目は、眠くなる(そして寝る)。
ふたつ目は、落書き、友達と手紙交換、白昼夢にふけるなど、勉強とは違うことで時間をつぶす。
この2つが勉強がわからない子の負のスパイラル。
これに陥っている子が次に直面する壁は、テストや試験です。
ただでさえわからない教科を、かなり広い範囲で勉強しなくてはなりません。
試練です。苦痛です!
ところが、もし勉強がわかっているとどうでしょうか。
学校の授業中は、教科そのものに興味をもって勉強できる子もいれば、「ここ、試験にでるかも」と常に試験に照準をおいて頭に入れながら授業に臨む子もいます。
私は、小、中学生まで前者で、高校、大学は後者でした。
両方経験したので、自分の子どもには、楽に勉強してもらいたいと思いました。
そこで、我が家でやったことは
賞状をリビングに貼り散らかす
でした!
こうすることで、たくさんの賞状をいつも目にします。
特別な賞状を除いて、しっかりした額縁はいりません。
マスキングテープで、壁にペタペタはります。
どんどん、じゃんじゃん!
数がふえると、「わたしってすごい」と思えます。しかも、毎日!
小学校からは、やたらたくさんの賞状をもらって帰ってきます。
中身はたいしたことないんですよ。
夏休みの作品が良くできた、とか、ノートの取り方がきれい、など。
そんな賞状でも、もらうとうれしいものです。
上のお兄ちゃんのときは社宅だったので壁を汚せませんでした。
もともと勉強向きの子でもありませんでしたので、小学校まではとことん遊ばせました。友達関係を学んでこーい!と外にだしていました。
二番目の娘は、賞状貼りまくりました。
結果…
娘は、クラスで一番か二番目!
今のところ順調にかしこくなっております。(ハイ!親バカです!!)
いちいち額を揃えるのは大変!
マスキングテープがあればできることです。
ぜひお試しくださたい!
ちなみに…
お兄ちゃんは決して成績はよくありませんでした。
お兄ちゃんの伸び代は、友人関係と体(身長)でした。
私は授業やテストを放棄しない程度にお兄ちゃんのおしりをたたきつつ、よく食べさせ、よく眠らせていました。
高校受験はさすがに心配したのですが、スポーツをしていたので、スポーツ推薦で高校に行くことができました。
いわゆる成績表の数字が低い子でも、道は開けました。
息子に言っていたことがあります。これは、成績表がよくない子どもをもつ方にもお伝えしたいです。
学校でつけられる成績は、人間の成績ではない、ということです。
ほんの一部ですよ、学校の成績表は。ほーんの一部!
私は息子にこう言っていました。
「これはあなたのほんの一部!だって、ありがとうとごめんなさいをちゃんと言える、とか、友達といざこざになったときうまく仲直りできる、とかそんな項目ないでしょう?もしそんな項目があれば、お母さんなら5をつけるし、順位なら絶対10番以内!わははは!」
お勉強ができるに越したことはありませんが、あなたのお子さまがそのタイプじゃなくても、怒り狂わないでください。お願いします。
私もそんな後悔を抱えています。学校の成績で息子を叱っていた私。あそのときの息子の顔。思い出すだけで、胸がきゅっとしめつけられます。
過去に戻れるなら、悲しい顔の息子を抱きしめて、大丈夫!といってあげたい。
怒っている過去の私を抱き締めて、やっぱり大丈夫よ!って背中をさすってあげたい。
あのころの私は辛いことに立ち向かっていたから、余裕がなかったんです。ひとつのはけ口に息子を叱っていたのかもしれない。
学校のお勉強はできるに越したことはありません。でも、がんばってもできない子もいます。勉強は先生におまかせして、家ではほっとさせてあげてもいいのではないでしょうか。
だって一日の大半を過ごす学校で、好きでもない授業中、じーっと座って耐えてきたんですもの。
こんなこと言ったら叱られますかね?私(^-^)
学校から賞状をもらってこれないなら、お家で賞状を作って飾ってあげてください。
賞状の土台は100均にもあるし、インターネットで探せばダウンロードできます。
ぜひ、子どもの「できる」でお部屋を飾ってみてください。
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