私は息子が小学校中学年のとき、
自分の叱り方に嫌気がさして、
アンガーマネジメントのセミナーを受講しました。
とても興味をもち、それからすぐアンガーマネジメントを教える資格をとりました。
アンガーマネジメントは感情コントロールの勉強ですが
そのとき、こういう叱り方はよくないなと学びました。
実際、自分もしてきたので、
果てしなく反省しました。
だからこそ
若い親に伝えたいです。
はい、勝手に伝えます!
1,子どもが転んで泣いたら、、、
「そのくらいで泣かない!」
「痛くない痛くない!」
なんて言わないでください!
だって、実際痛いんですから。
痛いのに「痛くない痛くない」なんて言われたら
「わかってくれない」としか思えません。
たとえ励ますつもりだったとしても。
こういうときは「痛かったね」と言ってあげてください。
ときには、「よしよし、痛いの痛いのとんでいけー」です。
私は「痛いの痛いの~お母さんの腕にとんでいけー」と言って
「ヴヴッ!腕が急に痛くなった!!」とその痛みが飛んできたふりをして
演技をしていました。
多少の痛みなら、そこで泣きながらもグスっと笑ったりします。
お父さんが一緒にいるときは、
「痛いの痛いの~、お父さんの頭にとんでいけ~」
なんてお父さんに痛みを飛ばしたりします。
たいしたケガじゃないときは
子どもの笑顔が見られるはずです。
2,「ちゃんとしなさい」「きちんとしなさい」は言わない
ちゃんと、きちんとはわかりにくいです。
ちゃんと、きちんとは言わない方がいいです。
かわりに具体的に注意してください。
子どもの漢字の宿題で字が汚かったら「きちんと書きなさい」ではなく
「ここは止めて、ここははねて書いてみて」と具体的にいうと伝わります。
姿勢が悪かったら「ちゃんとすわりなさい」ではなく
「背筋を伸ばして座りなさい」など。
色々書いていますが、すべて私の反省です。
気が付いた時が一番早いときです。
今からでも見直すところは見直して
間違っていたら
「ごめん、お母さん今まで間違ってたわ」と謝って
そこからやりなおしましょう。
お母さんも完璧ではない、間違うときもある、
だから、そのときはごめん、でいいのではないでしょうか。
子どもは親が願うスピードで成長しません。
この年齢ならこれができて当然とか
整理整頓しないとろくな大人になれないとか
そういう「~べき」という考えの枠は取り払いましょう。
できたところを褒める。
できなかったところは「次はこうしたらいいよ」くらいで
叱らない。
そうすると子どもはどれだけのびやかに成長するでしょうか。
ああ、息子があどけなかったころに戻って
叱ってばかりだった私を宇宙の果てに殴り飛ばして
息子ができたことを褒めてあげたい。。。
後悔先に立たず。
でも皆さんは後悔先に立たせて少しでも後悔しない子育てをしてほしいと願っています。
コメント