我が子を人に好かれる性格に育てるために【実践例】

子育て
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お金がなくても子どもに与えられる3つの財産の中で「人に好かれる性格」と書きました。

お金がなくても親が子に与えられる3つの財産とは?
3つの財産の話の前に31歳で第一子を妊娠したと同時に夫が病に倒れた我が家は、育児休暇を半年で切り上げて私が働き始めることで家計を支えることになりました。最初の2年間は夫の傷病手当が出ていたので事態は深刻ではありませんでしたが、問題Read more ...

それについて、もう少し具体的にしてみます。

※これはあくまでも私の個人的な見解です。

「人に好かれる性格」は自分が嫌いな人とは逆の性格

私が嫌いな人はこんな感じです。

①攻撃的で自分が絶対正しい(あなたが間違っている)としか思えない。

②ありがとう、ごめんなさいが素直に言えない。

①の逆は、「まず受け止める」こと

子どもには「絶対」はない。「絶対」って言葉を使わないように、と言って育てました。

自分が絶対正しいという態度でいると、それをゴリ押しして相手とぶつかるか、相手をだまらせるか…どちらも嫌な結果になります。自分とは違う考えを学ぶ機会も失います。

「そんな考え方もあるんだ」と完全否定しないこと。むしろ、「ええー!?そうきたかー!」と面白がる余裕があればなおよし、です。

何かあったときは、ついこちらの言い分先手必勝とばかりに並べたくなりますが、ぐっと押さえて。

相手に、なぜそうしたのか、なぜそう思うのかを聞きます。するとだいたい、「だからかー」と理解できるポイントが見つかるものです。

共感ではなく、あくまでも理解です。理解はするけど、同意はしません。同意できるときはします。

こちらがまず話を聞いたり理解を示したりすると、相手はたいてい振り上げていた拳を下ろし、こちらの話を聞く冷静さを少し取り戻してくれます。自分が攻撃されないのが分かって安心するからです。

そうでなければ、いったん時間と距離をおきます。「これ、私も少し考えたいから、明日話そう」とか。

ヒートアップして無駄なエネルギーを使わないためです。お互いに。

特に息子には「女の子に口で勝とうと思っちゃだめよ。喧嘩になったら、怒らせてごめんねって、謝っときなさい」と伝えてます。

自分が悪かったって思うならそのことをあやまってもいいけれど、そうでなければ「怒らせてごめん」としておけばいいのです。

ええ、そうです。息子を私の理想の男性に仕上げたいのです。こんな男性だったら心から尊敬します。大きく受け止めてくれるんですから。そんな人だったら「私の方こそごめん!」と素直に反省しちゃいます。

後は、相手の怒りが落ち着いたところで機会を見てそのことについて話せばいいし、とりあえず流していてもいいことなら、それでおしまいにしておくのもありです。

現在高校生の息子は、かわいい年上の彼女がいます。彼女いわく「こんな男の人初めてです!」らしく、息子をどんなに大大大好きか母親の私に報告してくれます(笑)

そうでしょうとも!!

あとは二人で仲良くね~と見守っています。

②の逆は、素直にありがとう、ごめんなさいが言えること

「ありがとう」と「ごめんなさい」は魔法の言葉です。どちらも優しく暖かい気持ちになります。

また謙虚で、勇気がないと出ない言葉です。

子どもには「息をするようにありがとうとごめんなさいを言えるようにね」と伝えています。

小中学校では何かとやらかしていた息子。家でも当然叱られることも多々あります。

そんなある日、「息をするように」が発揮されたことがありました。

棚の上のものをとってもらおうと息子に声をかけたのです。

「ねぇ、○○~(息子の名前)」

「ごめんっ!!!」

(゚д゚) え?

なんで先にあやまるの~?何かしたの??と二人で大笑いしました。

あと、嫌なことがあっても「ありがとう」と言ってみなさいと教えています。

「は?なんで?」

ですよね。息子もそう言いました。

ムカッときたり、嫌なことがあったりしたとき、とっさに「ありがとう」と言うと、自分が落ち着くからです。

自分の脳も騙されます。「え?なんで?なんでこれがありがとうなん?」と一瞬フリーズし、ありがたいと思えることを探してくれるからです。つじつまを合わせてくれるんですね、脳が。

知りませんよ、私は脳科学者じゃないんだから。でも、実際にやってみると、そう感じるんです。

自分が気分よくいるために、そうしたらいいよ、とひとつのやり方を教えています。

毎回うまくいかないことももちろんあります。でも、「お母さんも初めてお母さんしてるから失敗するときもある。そのときは、お母さん間違ってるなって思って許して」と言ってます。

これで安心して失敗できます。

他人を攻撃せず、ありがとうとごめんなさいが言える人、私は大好きです。

わたしは家族がそんな人だったらずーっとなかよしでいられます。

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