フルタイムバリバリの仕事人生を20年以上送りつつ、家事育児、病気の夫の世話(今は大丈夫!)をしてきた私は、仕事も家事も育児も語れます。
その私が言います。
子どもの相手は仕事より疲れます。
かわいいなぁと見とれる瞬間があっても
子をもつ幸せを感じていたとしても
それは別の話。
母親とは、とかそんな神話を持ち出されても無理です。
あ、私は大学院でジェンダーを専攻しましたので、こちらの方面も少しは知見があります。
その私が言います。
子どもの相手はエネルギーを大量に消費します。
根底にはもちろん、子どもはかわいい、愛しい、しっかり育てたい思いはあります。
だからといってずっと子どもにだけ集中するのも難しいのです。
子どもの話は、ゆったりとしています。
結論を先にいいなさい。
端的に話しなさい。
と社会で教えられた話法は通じません。
だって結論がないときも多いですもの。
何が面白いのかもわからない。
そんな話を真剣に聞き続けるのはしんどいのです。
でも、雑に扱いたくないし、せっかく子どもが話しているのならしっかり聞いてあげたい。
いや、せめて聞いているんだと思ってもらいたい。
そこで!お勧めしたいのが「オウム返し」です。
これなら自分の消費エネルギーを抑えつつ、子どもも「ちゃんと聞いてくれている」と思ってもらえます。
やり方は簡単。
子どもが言ったことをひたすらオウム返しします。
例えば
子「あのね~、きのうね~」
私「うんうん、昨日、どうしたの?」
子「保育園で、そうくんとちかちゃんがね~、ケンカしたの」
私「ケンカしたの~?」
子「うん。ケンカしたの。だってそうくんが悪かったんだよ」
私「そうくんが?」
子「うん。そうくんが、ちかちゃんの折紙やぶったの」
私「やぶったの!?」
子「そう!赤い折紙。」
私「赤い折紙?」
子「そう!サンタさんをつくるやつ。」
私「サンタさんだったのか~」
子「そう!大事なやつ」
私「大事だよね~」
とまあこんな風に。
大人は知らず知らずに結論を急いだり、自分の考えを押し付けたりしがちです。
でもこれなら副産物として、大人が思いもよらなかったことを考えているんだとわかったりします。
私はせっかちで結論を求めがちですが、オウム返しをすると「へー、そんなこと考えてたんだ」と意外に思う話の展開になることもあります。
子どもとの会話がつらい、しんどいと思う方は、ぜひ試してみてください。
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