もともと夫はカーっとなるタイプです。
自分では穏やかだと思っているようです。
(どの口が言っているんだか)
たしかに、昔はカーっとなるまでの導線がそれほど短くなかったかもしれません。
でも最近違うんです。
「は?そんなことで?」
っていう些細なことにかみつき、腹を立て、口汚くののしるのです。
はっきりいって、すごくムカつきます。
でもまてよ。
これは以前テレビでやっていた
「男の更年期」
なのでは?
男の更年期は早い人で40代、通常50代60代に多く見られるとか。
うちの夫も50代です。
男性ホルモンの低下と脳の老化で、イライラしたり怒りに歯止めがきかなくなったりするそう。
人間のポンコツ化ですね。
私は、おじいちゃんおばあちゃんは性格が丸くなって愛されキャラになると思ってました。
でも実際は、ホルモンの低下と脳の老化で怒りっぽくなるっていう過程が間にはさまっているじゃありませんか。誰か教えといてよー。知らなかったじゃないですかー。
出産後は女性ホルモンが乱れて、どうにも感情が抑えられないってことは自分でも経験しました。
そのときは都合よく「ホルモンのしわざだから理解してほしい」って思っていたけれど、それと同じことが夫に起きているんですね。
今度は私が「理解」してあげる番。
なんて大きな心で言えませんよ。
だって相手は中年のおっさんです。
かわいくて若い妊婦じゃないんですから。
もうね、腹が立ちますよ。
意地をはるならもっと大きなことにはればいいのに、お中元の内容のことだったりするんですから、もうがっかり。心の中で「そんなとこに口出してくんな。ちーせー男だな!」とぼやき、やりすごします。
最近は一緒の空間にいると、いつこんな空気になるかと嫌な気持ちになるので、なるべく避けています。避けていると、向こうはますます態度が悪くなります。
だってね、一緒にいて楽しくない人とは一緒にいたくないでしょ?
簡単なことです。
そしてパートナーに怒りをぶつけてくるって、精神的に「依存」しているんですよ。
夫は気づいていないけど。私にならどんだけ言っても結局受け止めてくれるって心のどこかで甘えているんです。
男はプライドが高く、どんどん頑固になり、こうして偏屈おやじになっていくものなのでしょうか。
おーいやだいやだ。
何かしてあげたいと思っても、ムカつく。
ムカつくから、してあげない、っていうのも自分の中でモヤモヤする。
中年カップルってこんな感じが多いんじゃないかしら。
若い方に伝えたい。
結婚してしばらくすると、倦怠期がきて、その後、お互い更年期がやってきます。
この人と一生一緒にいたいと思って結婚したのに、「あれ?この人、こんな人だったっけ?」とガッカリすることがたくさん出てきます。
恋人時代はお互いに違うところに惹かれ、結婚するとその違いがケンカの種になる。
そこを良く理解して、まだラブラブなうちに、いざこざになったら話し合う、ってことを習慣にしたほうがそのあと長く続く結婚生活がより良いものになるでしょう。
だから娘にはそれを教えています。
私はあまり話し合うことをしませんでした。だから夫は、自分の中だけで被害妄想をし、自分よがりの考えで答えを導き出し、それが間違っていることにも気づかず、孤立を深めたり、さらに意固地になったりします。そして「自分が正しい」と思って、ますますさみしいことになっていっています。
これ、傍からみているとよーくわかるんですよ。
はっきりいって、めんどくさいです。
でも、完全に無視やノータッチもできない。
家族って、簡単に「やーめた」って言えないから、どうにかやっていくしかない。
そこに人間としての成長があるのでしょうね。
今はギスギスしてますが、もっと年をとったら、今の時期を穏やかに話せるときがくるのでしょうか。
そこを目指すところに夫婦の醍醐味や人生の成長がある気がしてなりません。
穏やかになったおじいちゃんの夫に言ってやりたい。
「あなた、ひどかったですね。
そんな人と一緒にいてくれる人はいませんよ。
今ならわかるでしょ?」って。
数十年先のギャフンのために、今は私が少し大人になって対応するしかないか。
でもやっぱりムカつくからここでぼやこう。
ハゲ
しわしわ
頑固
偏屈
へへーんだ!
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