私が初めてTOEICを受けたのは、アメリカの大学院に行きたくてGREの勉強をしていたころでした。
それまで、TOEFLやGREの勉強ばかりしていたのですが、ビジネス英語ならTOEICと聞いた私は、試しに受けてみることにしたのです。
力試しなのだから、TOEIC対策はしない、と決めたぶっつけ本番の受験。
結果は900点。
受けた感想は
「GREに比べたら簡単」
でした。
GREは、見たことないわ~っていう単語がた~っくさんありました。
でもTOEICで出る単語は見たことあるものばかり。
リーディングが伸び悩んでいる人に言いたい。
まずは単語を覚えよう。
単語を覚える方法として、
長文を読んで、わからない単語があっても文脈から想像してとにかく読む、
なんてことが言われます。
私もやってみました。
「わからん。。。わからんまま読むのはモヤモヤする」
ということで、次のやり方へ。
それは、単語帳と熟語帳を1冊ずつ買って、ひたすらそれを覚える。
単語を覚える、という地道な地道なじみちーーな作業がなければ英語は伸びません(きっぱり)。
そして単語を覚えるってことは、それなりの努力と労力がいります。
でも、うまいやり方、っていうのはあるんです。
せっかく努力と労力をかけるなら、近道がいいですよね。
そこで、どうやって覚えるかをもう少し具体的にお伝えしましょう。
それは、「その参考書1冊を最低5回はやる」です。
(準備するもの)
筆記用具と紙
紙はコピー用紙の裏や、使いかけのノートなど何でもOK!
(やること)
単語が書いてあるページを開き、
①単語の意味を隠して、意味が答えらるかチェック
(これは書かなくても、言えればOK。書くのって疲れるんだもん)
②つぎは、単語自体を隠して、意味を見て、その単語をかけるかチェック
(これは紙に書いていく)
ここからが一番大事なところなんですが、
できたところ、できなかったところの「チェックの仕方」にコツがあります。
1回目、できた単語の横に「/」
(右上から左下へシャッと線を引く)
2回目、できた単語の横に「\」(左上から右下へ線を引く)
※ここで1回目、2回目ともにできた単語の横には「X」がついている。
つまり、これはしっかり覚えているから、もう勉強する必要のない単語ってこと。
2回目までが非常に時間がかかるが、あきらめない。
3回目、ここからは「X」以外の単語をやる。
なにもチェックされていない単語と、「/」しかついていない単語をやる。
「X」は覚えている単語ってことで、もうそれはスキップする。
何もチェックされていない単語が3回目で分かったら「/」
「/」とチェックされた単語がわかったら「\」(これで「X」になる)
※ここで1冊終わるのにかなり時間が短縮される。
4回目、「X」以外の単語をやる。
チェックの仕方は、3回目と同じ。
※この時点で何もチェックのついていない単語は何度やっても覚えられていない単語ってこと。
5回目、チェックがない、または、チェックが少ない単語を覚える。
1回目と2回目はすごーく時間がかかって、本当にくじけそうになるけど、3回目から「あれ?」って感じで、1冊がどんどん早く終わり始めます。
回答できる数も増えて達成感が増してきます。
そのころには、その参考書はかなり手垢がついて、ボロボロになっています。
でも、それが愛おしくなります。
「わたし、やったったわ。。。」
という証になるんです。
そこまでやったらあなたの単語力はかなり伸びているはず。
長文とはいえ、しょせん単語の集まり。
泥臭い努力なくして単語は覚えられません。
ちなみに、わからなかった単語は、
小さい紙に書いて、次の日一日持ち歩き、ちょっとした時間、
電車の待ち時間、電車の中で、トイレの中で、とにかく
ちょっとした時間にチラチラと見ます。
単語って、机で覚えても面白くないし、あんまり頭に入らないんです。
体が動いているときに、チラチラ見る方が断然覚えます。
血流がいいからでしょうね。
お風呂で覚えるのもすごくおすすめです。
お風呂で覚えるときは、裏が白い紙に、ボールペンで単語と意味を書き、
お風呂の壁にペタッとはります。
それでOK。
湯船につかってぼーーっと眺めたり、
シャワーのときは、リンスの時間にぼーっと眺めたりします。
それだけで、ほんと、たくさん覚えられますよ!
ぜひお試しください。
私が900点をとったのは20年前です。
今年人生2回目のTOEICを受けてみようと思います。
結果はまたお知らせしますね!
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