不登校の娘とスマホの関係

子育て

あんなにあどけなかった幼い娘が

なんかちょっと違ってきたぞ、と感じ始めたのが小学5年生ころ。

自分の好みの服じゃなきゃ着ない

好きなキャラがアンパンマンからドラマの俳優やVチューバ―に移る

親をウザがる。(特に父親)

お友達関係も、なんだかちょっとじめっとした、複雑な感じになってきます。

そしてついに小6の6月から学校に行かなくなりました。がーん。

最初は私たち親も悩み、慌てふためき、色々調べたり相談したりしました。

でも、なんというか、親も慣れるといいますか、

娘が家にいることが日常になってくるんですよね。

朝「今日は学校どうする?」と聞いていた私も

最近では

「今日のお昼ごはん、冷蔵庫に入れてるからね」

とか

「今日はお昼準備できなかったから冷食のパスタでも食べててね」

とか

そういう「学校に行かない前提」の会話になってきました。

だって学校に行くと心が壊れるんなら家にいたほうがいいし

家にどうせいるんだったら、おいしいものきちんと食べてくれた方がいいし。

そんなふうになっちゃったんですよね。

今は授業もリモート配信してくれますしね。

もちろん、内心はとっても心配です。

スマホばかりいじって、親が知らないアプリをどんどん使いこなす。

もう「知っている娘」から「親が知らない娘」の領域にどんどん行っちゃう感じなんですよね。

でも堀江さん(ホリエモン)の動画とか

落合陽一さんの動画とか見ていると

ひょっとして娘、ちゃんと時代にのれているんじゃないかしら?

とすら思えてきたから不思議です。

私はDTP関連の仕事をしていましたが、

やれイラレだフォトショだ、動画編集はAdobe Premiereだという時代でした。

それがですね、canvaですごいのができちゃうし

動画編集なんて今や娘はフリーのアプリでサクサク作ってしまうんですよね。

印刷にまわすのも、aiじゃなくてもPDFで充分。

娘はそういう画像や動画まわりのアプリをサクッとインストールし、

自分で調べて、いつの間にか結構高度なことまでできるようになっている。

これはもう堀江さんが言うみたいに、まさしく「スマホだけ渡していたらいいんじゃない?というか、スマホ以外いらないでしょ」状態です。

スマホ=悪い

みたいな教育を親世代は受けています。

小学校などでも、スマホ=犯罪、生活の乱れ、みたいな資料をもらいますし。

でも娘のスマホの使い方を観察しているかぎり

最近は考えが変わりました。

スマホ、いい仕事してますね!

と。

検索すれば何でもわかる。

絵や音楽、ゲームの世界も楽しい。

学校の授業で習うことは、

みんなと同じ空間で、さあ一緒にここを勉強しましょう、とかやらなくても

スマホや参考書をうまく使えば自学できる。しかも半分以下の時間で。

心配は少し減ったけれど、それでも親として心配していることは2つあります。

1つは睡眠時間。やっぱりぐっすり眠ってこそのエネルギーチャージです。

夜更かしになって昼夜逆転にだけはなってほしくないと思っています。

夜は特に考えがネガティブになりますし。

もう1つは、自分の居場所がわからなくなること。

学校のように集団の中にいると、

私はあの子より体育ができるな

とか

あの子は私よりピアノが上手だな

とか

他人がいてこそ、自分がどの辺にいるのかわかります。

ずっと家にいると、

たしかにネットの世界でも友だちはできますが

自分の位置は実感できにくいところがあります。

実際にクラスや部活に身を置いて、

リアルタイムでやりとりをすることで

五感で色々感じ、あなたたちと私、という境界は引きやすくなります。

今日もスマホの使い方について娘とぶつかりました。

とにかく自由に使わせてほしい娘と

夜は寝てほしい私。

ためしにこの3日、自由に使わせてみたんです。

すると見事に寝る時間が12時くらいになりました。

それでも娘は「最初だから失敗する。もう少し見ていてほしい」と言いました。

親の管理と子どもの自己管理能力の育成。

線引きが難しいところです。

かくいう私も、これを書いているのはもう夜の10時半。

自分が好きなことをしていると、時間ってあっという間に過ぎちゃいます。

娘のスマホタイムも、きっとそんな感じなんでしょう。

いい子、いい子で過ごすばかりが青春時代ではありません。

不登校やスマホやりすぎで多少道がデコボコしていても、まぁいっか、と思っています。

いつか今のことを振り返って

「あんなこともあったね」と笑って話せる日を思い描いて

自分がいっぱいいっぱいになって子どもの居場所をなくさないように気をつけます。

賛否両論あるでしょうけど、わが家はこうして娘とスマホに向き合っています。

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